** 平成25年 8月 3日更新 **

バンクーバー周辺の旅
平成25年(2013)6月20日〜26日
参加者:山村、佐藤、吉田、高田(尚)、柳夫妻、加藤夫妻(根室)、高野夫妻
現地案内:川端(雅章)氏ほか。 写真撮影は主に、柳(Y),加藤(K),高野(T)。
ケアンズ、台湾などに続き6回目の海外。新大陸ならではのハチドリが4種や アオライチョウの親子、ハクトウワシなどの鳥、6種のリスや3種のウサギなどの獣、 キバナのカタクリなどの鳥・獣・花を、美しいカナダの自然の中でたっぷり楽しむことができた。 前半、オカナガン方面を案内していただいた川端さんは、高田(勝)君の古くからの知人で、 今回の旅は彼の都合に合わせて日程を決め、効率よく多くの鳥たちに出会えた。

6月20日(木)(成田〜バンクーバー〜市内観光)
15:20成田発(AC004)バンクーバーへ
 [日付変更線通過] 時差‐16時間
8:55 バンクーバー国際空港着
9:50 市内半日観光へ専用車で出発
グランビル島でマーケット見学&昼食。
車中から街を見学しつつスタンレーパークへ。
トーテムポール公園で休憩。
土産物屋を省略したので、最後にパーク内のビーバーレイクに寄る。
13:50 ビーバーレイク
 到着早々ハゴロモガラスが目の前にとまり、人の腕や傘の上にも。
14:30 ホテル(Coast Plaza Hotel & Suites)到着。
STpark
15:30 皆で、カナダ$への両替にWVBCEへ歩いて向かう。
帰りは聖火台付近から水上飛行機を眺める。
その後、街中でも多いミヤマシトドやホシムクドリ、ワシカモメなどを観察しながら、 ロブソンst.、デンマンst.を経て、事前予約した海辺のシーフードレストランへ。
18:30- ザ・ボートハウス The Boathouse Restaurant EnglishBay
10人で571 CA$と今回の旅で最も豪華?な夕食後、歩いて5分のHOTELに戻る。
空港

6月21日(金)(バンクーバー〜オカナガン方面)
4:00 ガイドをお願いした川端雅章さんの案内で出発、国道を一路東へ向かう。 車は10人乗りのベンツ。
manning_park 7:35- マニングパークリゾート(MPR)で休憩。コウウチョウ、ハイイロホシガラス、コロンビアジリスなどが餌を求めて寄ってくる。
予定より早く到着したので、亜高山帯へ上ってみる。
アオライチョウが車の前を横切り谷に消え、カンジキウサギやマーモットも現れる。
通行止めの終点近くには黄花のカタクリなど。
9:50- チョパカ・ナイトホーク米加国境
 アメリカヨタカ(common nighthawk)が2羽枝にとまる。
蜂鳥 10:40- オソユーズのデザートセンター
 ヒメハチドリ、アカフトオハチドリ、ワタリガラス、ハクトウワシ、イエミソサザイ、ワタオウサギなど。ワタリガラスが多く、餌をくわえたカラスをハクトウワシが追い回して横取りするという場面も見られた。
鷲と鴉
蜂鳥 11:40- オソユーズNo.22ロード沿い
 ボボリンク♂が、やや遠いながら独特の模様と囀る姿を観察。
車の脇の牧柵に ブリュックスムクドリモドキ♂が現れる。
STpark  氷河に削られたU字渓谷の景観を見ながら高台へ。
13:00- ヴァッソーレイクでルイスキツツキ、オオツノヒツジの群れ
14:30- オカナガンフォールズから山道をたどる。
 カンムリウズラ、ムジルリツグミ(巣箱に餌運び)、ムネアカルリノジコ、ノドグロハチドリ、シラガマーモットなど、次々と目的の鳥獣に出会え、長時間待機することもなく効率的に回れる。
鷲と鴉
17:30 プリンストン到着・泊
 ギリシャ人の経営のホテルで、夕食はギリシャ料理。

6月22日(土)(マニングパーク周辺)
5:45 ホテル発 車で15分ほどの沼地へ。コオニクイナ、チャカタルリツグミなど。
水面にはアカオタテガモ、キタホオジロガモが浮かぶ。 近くでは定番のウタスズメやコマツグミの美声が響く。
manning_park
8:00 再びマニングパークへ。 亜高山帯に上がる道路でヒナ連れのアオライチョウ♀に会う。
アメリカナキウサギ、カンジキウサギなども車窓から観察。
道端にはキバナカタクリ、ルピナス、赤い花のインデアンペイントブラシなど が咲いているが、霧が深いので一旦下山。
雷鳥
11:20 ライトニングレークでハシグロアビ2羽、アメリカイソシギ、クロワカモメなどを観察。 嘴黒アビ
12:10- ビーバーポンドへ
森林に囲まれた静かな沼。沼に立つ枯れ木にはアカエリシルスイキツツキ、 ヒメレンジャクなどがとまる。アメリカムシクイも4種類確認。
ビーバー沼
三たび亜高山帯に上がる。 皆が花に夢中になっていると、運転手の山本さんが、道路を横切る4羽のヒナ連れのアオライチョウ♀を発見。
キバナカタクリ、ルピナス、フロックスなどの高山植物を観察しながらゆっくり下山。
manning_park
mountain
14:15 道路脇の展望台で雪山を背景に記念撮影。山の多くは米国側にあるようだ。
ワタリガラスが枯れ木にとまり、キンイロジリスが道路脇の穴から出入りして、餌をめぐる攻防戦が見られた。
鴉と栗鼠
15:00- ビジターセンターで休憩後、再び3号線をバンクーバー方面へ。
15:50 SunShineValleyリゾート:タシミー (Tashme) 日系人収容所跡に立ち寄る。
17:00- ホープの「希望」レストランで和食の夕食。韓国人経営。
 寿司、海苔巻、カリフォルニアロールなどやたらにごはんが多い。
Vancouver市内に入ってから、旧日本人街などをまわってからホテルへ。
20:10 コースト プラザ ホテルに帰着

6月23日(日)(バンクーバー散策)
雁 8:30 ホテル発徒歩でスタンレーパークのLostLagoon経由ビーバーレイクへ。 多くのカナダガン、ワシカモメ、ハイイロリスなどがいる。
10:00- ビーバーレイクにはアメリカオシ、マガモ親子、ダグラスリスなどが近くに来るが、 ハゴロモガラスは初日のように近寄る気配はない。
STpark
獺鷲 12:10- セカンドビーチ
岬にとまったハクトウワシに近づいて行くと、黒い動物を何人かが取り囲んでいる。 見ると、カナガカワウソが砂を掘り返している。やがて海の方に戻っていった。
昼食はプール脇の売店でホットドッグを買って済ませる。
13:40 一旦ホテルに戻り、TAXIを呼んで3台に分乗してQ.エリザベス公園へ。
14:40- クイーン・エリザベス・パーク
ところが一台目が公園の中心部まで行ったのに対し、残り2台は公園の外で降りてしまったので、広い公園の中でうろうろする羽目に。
公園内のトイレで2グループが出会えたものの、花も鳥も面白くなく、再びTAXIを呼んでホテルに戻る。
夕食はホテルのレストランで済ませる。

6月24日(月)(ビクトリア一日観光)
7:00 ビクトリア日帰りツアーに、ホテル出発。手配した旅行社が違うにもかかわらず、ガイド兼運転手はオカナガンツアーと同じ山本さん。
リッチモンド経由で、米国国境近くのフェリー乗り場へ。
鴎 9:00 トゥワッセン・フェリーターミナル出航。航路上でウミバト、ゼニガタアザラシなどを観察。カモメはワシカモメが多いが、クロワカモメや、アメリカオオセグロとワシカモメのハイブリッドも。
10:35 シュワルツベイ到着
鴎
11:10- ブッチャート・ガーデン
 慌ただしく園内を回るが、時間が足りない。 急いで歩き回るので、写真を撮っているとすぐに皆を見失う。
鴎
13:10  マイルゼロポイントに寄り、ビクトリアへ。
13:45- ビクトリア市内散策
綺麗な街でゴミひとつなく、従って餌も少ないようで鳥影は少ない。
鷲 17:00 シュワルツベイ出航
    → 18:35 トゥワッセン
狭い海峡を通過する際に点々と樹上にとまる数十羽のハクトウワシを観察。
richmond 19:10-55 リッチモンド自然公園
 フェリー下船後、リッチモンド自然公園に寄ってもらう。
 メキシコマシコ、ウタスズメなどは出るが、目的のアンナハチドリは現れない。 あきらめて帰りかけた時にフィーダーに蜂鳥が現れ、皆を呼び戻す。
richmond 20:30 ホテル近くのロブソン通りのスーパーに降ろしてもらい、 食材を購入してHOTELに歩いて戻る。

 この食材で、高野Roomに皆が集まり、最後の晩餐。  次の間付きの広い部屋が、今回初めて役に立った。

6月25日(火)(ビクトリア一日観光)
9:00 ホテル発、空港へ。
11:50 バンクーバー発 AC003便
6月26日(水) 14:00 成田空港着 解散